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株式会社 せきやまたいち一級建築士事務所
名古屋市にある建築設計会社

コラム

名古屋の新交通SRTとは 運行開始で変わる都心回遊

  • 公開日:2026-03-09

 

名古屋都心で、新しい移動手段が動き始めました。

 

2026年2月13日から、SRT(Smart Roadway Transit)名古屋駅-栄ルートの運行が始まっています。

SRTは、ただの新しいバスではなく、都心部の回遊性向上や賑わいの拡大を目的に導入された、新たな路面公共交通システムです。

連節バスの見た目が目を引きますが、注目したいのは車両だけではありません。

まずは「どこを走るのか」「どう乗るのか」「まちに何をもたらすのか」の3点から押さえると、SRTの意味が分かりやすいです。

 

 

 

この記事のポイント

 

・2026年2月13日にSRT名古屋駅-栄ルートが運行開始

・2026年3月時点では大人210円、小児100円。金曜・土曜・日曜・月曜・祝日に運行

・連節バス、全7か所、全扉乗降やデジタル情報発信など、交通+まちづくりの要素が強い

 

 

 

1. SRTはどこを走る?

 

SRT名古屋駅-栄ルートは、主に広小路通を走り、栄を起終点に名古屋駅方面を循環するルートです。

地下鉄のように最短で点と点を結ぶというより、地上のまちなみを感じながら都心部をめぐる交通として見ると分かりやすいです。

 

まず押さえたい停留所・エリアは以下の通りです。

 

・栄

・広小路本町(東西で別停留所)

・納屋橋

・名古屋駅桜通

・名古屋駅

・柳橋

 

実際の流れは、栄→広小路本町→納屋橋→名古屋駅桜通→名古屋駅→柳橋→広小路本町→栄、というイメージです。

名古屋市はSRTを、都心部の回遊性向上や賑わいの拡大を図るための新たな路面公共交通システムと位置づけています。

 

 

 

2. 運行開始でまず押さえたい基本情報を3つだけ紹介

 

(1) 運行日・運賃:まずは基本条件を確認

 

2026年3月時点では、SRT名古屋駅-栄ルートは金曜・土曜・日曜・月曜・祝日に運行されています。

運賃は大人210円、小児100円です。1日に何度も使う場合は、タッチ決済の1日上限額設定や、1DAYパスの案内もあります。

 

押さえておきたい点は以下の通りです。

 

・現在の基本運行日は金土日月+祝日

・普通運賃は大人210円、小児100円

・1DAYパスは大人500円、小児250円。タッチ決済も1日上限額500円の案内あり

 

(2) 乗り方:現金とキャッシュレスで動線が違います

 

SRTは乗車時に運賃を支払う方式です。

現金は前扉から、交通系IC・タッチ決済・QR乗車券は前扉・中扉・後扉のどこからでも乗車できます。降車はどこからでも可能です。

 

・現金は前扉から乗車

・交通系IC・タッチ決済・QR乗車券は全扉から乗車可

・公式サイトは5か国語対応で、停留所・時刻表・GPSによるリアルタイム位置情報を確認できる

 

(3) 車両・停留所:見た目以上に体験設計が入っています

 

車両はダイムラーバス社の連節バス「シターロG」で、全長約18m・定員122名です。

また、車内では透明ディスプレイを活用した位置連動型の情報発信、停留所ではデジタルサイネージやテラス型の整備など、移動そのものを楽しみやすくする工夫が入っています。

 

・連節バスは全長約18m、定員122名

・車内では位置連動型の情報発信を実施

・一部停留所では歩道を張り出した整備で、乗降しやすさを高めている

 

 

 

3. よくある誤解:利用前のズレに注意

 

SRTは話題性のある新交通ですが、地下鉄や一般的な路線バスと同じ感覚で考えると、少しズレる部分があります。

 

以下の点を誤解しないよう注意してください。

 

・毎日終日走っている(2026年3月時点では金土日月・祝が基本)

・地下鉄の代わりに最短移動だけを期待する(SRTは地上の回遊向けの性格が強い)

・市バス・地下鉄の一日券がそのまま使えると思う(「バス・地下鉄全線一日乗車券」等は利用できません)

・PayPay等のQR決済が使える(QRはCentXの乗車券で、一般的なQR決済は使えません)

 

SRTは、最短距離の移動だけでなく、名古屋都心を“地上でめぐる”交通として使うと相性がいいです。

 

 

 

4. まちづくり目線で見るSRT:車両より「通りの体験」を

 

SRTの面白さは、連節バスの珍しさだけではありません。

名古屋市はSRTを「名古屋交通計画2030」に位置づけ、リニア中央新幹線の開業を見据えた都心部の交通・回遊の取り組みの一つとしています。

 

キービジュアルのスローガンは「まちをめぐる、いい予感。」

トータルデザインコンセプトは“都心風景の未来を先導”で、シンボルカラーにはアーバンゴールドが採用されています。

 

見方のポイントとして以下の例があります。

 

・導入目的は「回遊性向上」と「賑わい拡大」

・車両だけでなく停留所・歩行空間・デジタル情報発信まで一体で見せる考え方が強い

・将来的には路線の段階的な拡充や新しい技術・機能の実装も視野に入っている

 

建築や都市計画の視点で見ると、SRTは“新しい乗り物”というより、都心の使い方を少しずつ変えるプロジェクトと捉えると分かりやすいです。

 

 

 

まとめ:SRT運行開始。地上をめぐる新しい名古屋

 

SRTの運行開始で、名古屋駅-栄間の移動は、地下鉄だけでなく地上で回遊する選択肢が加わりました。

特に注目したいのは、「連節バス」「全扉乗降」「停留所空間や情報発信まで含めた設計」の組み合わせです。

まずは公式サイトで運行情報を確認して、一度乗ってみるところから始めてみてください。

 

 

 

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ご相談・お問い合わせ

 

株式会社 せきやまたいち一級建築士事務所は、名古屋市で構造設計をメインに建築設計を行っています。

SRTのような公共交通の導入は、建築単体だけでなく「通りの使い方」「歩行者空間」「駅前と沿道の関係」にも影響します。

都心部の回遊性や、交通と建築・まちづくりのつながりを意識した計画・検討については、お気軽にお問い合わせください。

 

お問い合わせはこちら

 

 

 

参考情報(外部)

 

※本記事は2026年3月時点で公開されている情報をもとに作成しています。運賃・運行日・時刻・決済方法等は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。